ナヴィゴ(Navigo)とは、パリ版Suicaの様なものです。が、Suicaに慣れている私たちからすると少し使い方が難しいかもしれません。
ですのでここでは、ヨーロッパ女ひとり旅にハマった筆者(特にパリ一人旅)がnavigoのお得な使い方についてご紹介していきます。体験談も踏まえて具体的に、詳しくお話しできたらと思います。
私たち、観光客は主に ナヴィゴ・イージー(Navigo easy)、 ナヴィゴ・デクヴェルト(Navigo decouverte)の2種類から選びますが、この記事では、私が実際に使いお得だと思ったナヴィゴ・デクヴェルト(Navigo decouverte)を使用することを前提に話を進めていきます。
他のサイトにも書いてあるように、ナヴィゴ・イージー(Navigo easy)にはあまりお得感を感じなかったためです。
皆さんのお役に立ちますように!
1, Navigoとは
そもそもナヴィゴ(Navigo)とは、フランス版のSuicaのようなものです!
イル=ド=フランス圏内のメトロ、バス、トラム、RERを利用する際に使えます。そのため、空港やディズニー、ヴェルサイユ宮殿に行く際にも利用できる便利なカードで、考えて購入すればお得に観光することができるのがナヴィゴです!
私が初めてパリに行った際は、ネットに情報が溢れすぎていたからかナヴィゴについてよく理解できませんでいた、、
ナヴィゴは、そのカードを買っただけでは利用することができません。ナヴィゴというプラスチックのカード(デポジット€5くらい)に、1週間乗り放題パスや1日乗り放題パスの料金をチャージして、初めて使うことができるというイメージです。
旅行中に一度チャージするといちいちチケットを購入する必要もないので、かなり便利だと思います。
また、パリでバスに乗る際はチケットをバスの車内で購入することができません。(バス乗車のためにチケットを利用することはできるのに、バスでチケットを買うことはできないんです、、)そのため、有効なナヴィゴやチケットがない際は停留所にも購入するスペースはないので、近くのメトロのチケット売り場まで行く必要があります。そこでチケットを買ってから、またバスの停留所に行くという手間が発生することがあります、、
実際に私が初めてのパリに行った際、この状況が起きました、、笑笑
2, Navigoの種類
ナヴィゴは3種類あります。
パリに住んでいる人用のナヴィゴ(Navigo)、観光客用のナヴィゴ・イージー(Navigo easy)、 同じく観光客用のナヴィゴ・デクヴェルト(Navigo decouverte)の3種類です。(→先程もお伝えしたように、この記事ではお得で分かりやすいナヴィゴ・デクヴェルト(Navigo decouverte)について説明します。)
そして、このナヴィゴ・デクヴェルト(Navigo decouverte)にはチャージできる乗り放題プランが3種類あり、1ヶ月、1週間、1日乗り放題のどれかとなります。
3, ナヴィゴの注意点
これからご説明するように、ナヴィゴにはいくつかの注意点があります。
1, 1週間パスは利用開始日付の指定不可
これは1週間乗り放題パスについての注意点なのですが、開始日などの日付を指定して購入することができません。
開始日は月曜の深夜ピッタリから日曜の深夜までです。これ一択です!!
例えば、到着日が水曜日の場合、「今週の水曜日〜来週の火曜日までの1週間で!」などと自分で1週間パスの利用開始日付の指定をすることが不可能です。
開始日は月曜の深夜ピッタリから日曜の深夜までです!!
2, 購入できる日に制限がある
これも1週間乗り放題パスについての注意点なのですが、購入できる日に制限があります。
使う前週の金曜から使う週の木曜に購入することができます。ですので例えば、到着する曜日によっては購入することすらできない事もあります。
つまり、ナヴィゴの1週間乗り放題パスが利用できる期間とは、月曜から日曜までの固定。それを購入できる日は、使う前週の金曜から使う週の木曜日のみです。
3, ちなみに…
ちなみにですが、1日乗り放題パスはもちろんいつでも購入することができます。当日から1週間ほど先まで選択することができるので、1日乗り放題パスを利用したい日を選んでチャージすると、その日に1日乗り放題になるという感じです!
4, 写真とペンが必要
写真とペンは購入した後に必要になります。
まず、窓口で渡されたナヴィゴに2.5×3cmの写真を貼ります。貼るための粘着シールは、渡されるナヴィゴセットに入っています。その後、ナヴィゴに名前を書く欄があるので書いておきましょう!
日本とは違って外国では、チケットをきちんと購入しているかどうか、そこを通る全員が一旦止められてチェックされることがあります。その際に観光客用のナヴィゴの場合、写真と名前、ナヴィゴに付属しているもう一枚のカードを確認されるので、必ず写真と名前は記載しておくようにしましょう。
4, Navigoを作るまでの流れ
1, 2.5×3cmの写真を用意する
先程説明したように、これはナヴィゴに貼るようです。日本で写真を撮り忘れたとしても、パリの駅構内には証明写真ボックスがあるのでそこで撮影すればOKです。
ただ、日本から持っていく方が手間が省けるのでおすすめです!
2, 駅の窓口でナヴィゴを購入する
ナヴィゴは主要な駅の窓口で購入することができます。空港やユーロスターが到着するパリ北駅でも購入することができますが、混雑していることが多いです。
並んで購入すれば良いのですが、私は少々せっかちなためバスのチケットを一旦購入してから、宿の側の駅で購入しました。
大体の駅に窓口はあるのですが、閉まっていることが多いという点が注意点です。ある程度利用人数が多い駅の窓口を狙うと良いと思います。しかし逆に主要な駅を狙うと他の用事がある人たちでで混んでいる場合もあるので、正直なんとも言えませんが。笑
そして購入する際は、「Excusez moi. May I get a Navigo semaine?」(すみません、1週間乗り放題パスがチャージされたナヴィゴを購入したいのですが)と、簡潔に伝えれば全然OKです!ちなみに、semaineとは1週間乗り放題パスの名称です。
駅員さんも観光客の対応には慣れているので、英語で全然大丈夫です。主要な駅の親切な店員さんはわざわざタブレット型の翻訳機を取り出して説明したり、こちらの言っていることを理解しようとしてくれます❤️
5, パリのメトロなどの料金設定について
チケットは一枚 €2.15~2.50 です。
パリ市内であれば、距離に関係なく均一料金です。また同じタイプのチケットで、パリ市内のメトロ、RER、バス、トラム、モンマルトルのケーブルカーなどに利用できます。
以前はカルネ(Carnet)という少しお得な10枚綴りの回数券がありましたが、2024年1月の時点で既に亡くなってしまったようです。
6, 結局お得なのはどれか
到着する曜日やメトロなどを利用する頻度にもよりますが、1週間ほど滞在するなら ナヴィゴのセメーヌがお得です!
是非ご自身で計算してみてください!
滞在日数が少ないのにナヴィゴのセメーヌを購入してしまうと、「元を取らなきゃ!」とメトロばかり使ってしまい、街歩きがしにくくなってしまう可能性もあるのでそこは注意ですね。笑
まとめ
今回はパリ滞在で便利なナヴィゴについて説明していきました。
実際に購入する際の参考にしていただけたら嬉しいです。
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